怒りの気持ちを過去に置いてくるのに何かいい方法はないか、と私はよく尋ねられる。
それも特に、仕事やキャリアがからんでくる場合にはどうしたらいいのかと聞かれる。
多分いちばんいい方法は、こうだろう。
一センチ余分に進むこと。
私とW・クレメント・ストーンはこれをプラスアルファの魔法と呼んでいる。
一センチというのはもちろん比喩である。
つまり、今与えられている給料や報酬以上のサービスをすることだ。
自分が必ずやらなければならないことにプラスアルファをつけるようにする。
ビジネスマンなら、会社があなたに要求している以上の仕事をこなすような働き方をすることだ。
ビジネスパースンには三つのタイプがある。
報酬に見合った仕事をする人、報酬以下の仕事しかしない人、そして報酬以上の仕事をする人。
どのタイプが出世するかは言わずもがなだろう。
報酬以上の仕事をする人間はどこの会社でも求められ、より高度な仕事をこなす地位が与えられる。
昇進や昇給といった物理的な充足のみならず、達成感や充実感といった精神的な充足を得ることができる。
つまり、当初に約束された以上のものを手にすることになるのだ。
報酬に見合った、求められるぶんだけ仕事をする人と、
そこにたとえわずかでもプラスアルファを加えようと心掛ける人。
そのほんの小さな差が普通の人と特別な人に二人を分ける。
特別な人は普通の人に比べて、新たな人脈を獲得したり、
将来につながるような大きなチャンスに巡り合えたりする確率が飛躍的に高くなる。
ほんの小さなプラスアルファを加えることで、相手が受ける心象に大きなインパクトを与えることがある。
たとえばそれは笑顔かもしれないし、たとえばそれはさり気ない一言かもしれない。
ポイントは「見返りを期待しない」奉仕の心。