13.逆境と挫折からの利益 〜ナポレオン・ヒルの17の黄金律〜

 
逆境は成長するまたとない機会であって、決して恐れたり逃げてはいけない
 

次の言葉には、人間の心の平安を解くカギが入っています。

「失敗や逆境の中には、すべてそれ相応かそれ以上の大きな利益の種子が含まれている。」

しかし、この事実を最後まで信じきれる人もまた少ないのです。逆境の中にあってはなおさらです。

失敗は形を変えた恩恵であることが多いものです。予定どおりに運んだら厄介事や身の破滅にさえなりかねなかった目標から、引き返させることがあるからです。失敗によって新しい機会への扉が開かれ、試行錯誤をしながら、現実に役立つ知識が得られるのです。失敗は、その方法がふさわしくないことを明らかにしてくれたり、高慢な人間の思い上がりを諭すこともあります。

どんな状況であれ、失敗したら、その状況を分析してみることです。

解説

そうすれば、どんな失敗にもそれに見合った利益の種子が含まれているという、真理に行き当たるはずです。これは失敗が必ず熟した果実となって利益を与えてくれるという意味ではありません。失敗には種子が含まれている、ということにすぎないのです。それを見つけ出し、芽を出させ、豊かに実を結ばせるには、人それぞれが目的を明確に持って積極的に想像力を働かさなければなりません。

発明王のエジスンは、子供の頃の事故で聴力をほとんど失っています。私は彼を訪ねたときに、「聴力障害は大きなハンディになりませんか」と聞いてみました。エジスンは、「いやいや、それどころか、耳の聞こえないことで大助かりしていますよ。くだらないおしゃべりを聞かなくてもすみますからね。それで“内なる声を聞く”ことができるようになりました」
彼は身体の不自由を長所に変えることによって、自分の心の中から「無限の英知」を感じ、多くのものを得ることができたのです。
■エピソード

人間に挫折や失敗はつきものである。問題は、そこから教訓と成功の糧を引き出せるか否かである。