エンスージアズムのない状態で成功を目指すことは、電源の入っていないオーブンの中に、ごちそうを詰めた七面鳥を入れて、おいしく焼き上がるのを待つようなものです。
エンスージアズムとは、ある対象に向けて人を積極的に行動させる心の状態、つまり「熱意」のことをいいます。
エンスージアズムは、磁石が鉄粉を引き寄せるように人を引きつけ、他の人々に伝染する性質を持っています。よって、エンスージアズムで成し遂げられるものには際限がありません。
エンスージアズムというものは、自分の中から引き出すことよりも、むしろそれを持続していくことのほうが難しいのです。エンスージアズムを持続できるようになるためには、それが定着しやすい環境を自分の中につくることなのです。
まず、「明確かつ特定の目標」を持ち、あなたの願望実現に役立つもので、好きなことを行なうとよいでしょう。
「好きなこと」と「仕事」を結びつけることができれば、信念の形成も容易です。願望が信念によって支えられていることが、エンスージアズムがいちばん定着しやすい環境なのです。
エンスージアズムは行動から生まれると言ったのはW・クレメント・ストーンです。彼は次のように語りました。
「ご存じのように、感情は理性にすぐさま従うというものではありません。
しかし、精神的にせよ、肉体的にせよ、感情は行動に即座に従ってきます。また、同じ思考や行動の繰り返しは習慣となります。頻繁に繰り返せば、無意識的な反射作用になります。」
様々な理由から、気乗りしない仕事をやらなければならないこともあるかもしれませんが、どうしてもこうしたいという目的を果たすために何をするかは、あなた自身が決めることです。誰もそれを邪魔することはできません。あなたが計画の実行にエンスージアズムを持つことを、誰も止めることはできないのです。