4.プラスアルファの努力 〜ナポレオン・ヒルの17の黄金律〜

 
ほんの少しのプラスアルファの努力をした人は、大きな果実を手にすることができる
 

報酬以上の仕事をしてきた人は、報酬以下の仕事しかしていない人よりも高い地位につき、高い報酬を得ています。

これは私が多くの成功者を研究する中で得た一つの結論です。

私の場合も振り返ってみました。私が昇進したときの理由は、報酬以上の仕事をしたことでした。もし、雇われ身であれば、昇進するには、この原則を習慣づける以外にはないと断言できます。また、この原則は雇われている人だけでなく、スペシャリストや独立している人にも通用し、原則を守る人は二重の報酬を得ることができるのです。

まず第一に、原則に従わない人よりは多くの物質的報酬が得られること。第二に、幸福と満足感が得られるということです。収入だけが報酬のすべてだと思っている人は不幸です。収入以外の報酬が人に幸福感と満足感を与えてくれるのです。

解説

報酬以上の仕事をすることは、“プラスアルファの前進”を生むことになります。

“プラスアルファの前進”とは何か、土地と農夫との関係を例に紹介しましょう。農夫は細心の注意を払って土地の下拵えをし、小麦の種を蒔く。丹精込めて育成すれば、蒔いた種の何千倍の収穫をもたらす。この仕組みは収穫増加の法則であり、自然の摂理です。もし自然界にこの法則が存在しなかったら、人間はとうに死に絶えていたでしょう。そして畑から収穫できるのは、小麦だけではありません。“自然が教える重要な教訓”という宝物も収穫できます。この“プラスアルファの前進”を応用すれば、労力以上の報酬が得られるのです。

“プラスアルファの前進”のもう一つの素晴らしい特徴は、労働を提供する側だけでなく、雇用する側にも適用されることです。かつてヘンリー・フォードが創設した最低賃金制度の成功がそれを証明しています。ヘンリー・フォードは労働者に対して、1日最低5ドルの賃金を保証しました。労働者は収入を保証されることによって労働意欲が刺激され、ヘンリー・フォードが支払った5ドルに対し、少なくとも7ドル50セント分の労働で応えたと言われてます。
■エピソード

なんとか暮らしてゆける程度の仕事しかしない人は、それ以上のものを得ることはできない。